工具ホーンとは超音波の振動を増幅させる要となる部品。物には特定の振動に反応する性質があり、それを共振と呼ぶ。その伸び縮みの変化をシミュレーションしている。顧客によって溶着する製品は様々。そのため、顧客の製品によって工具ホーンの形も変わる。工場では顧客の製品に合わせた材料選びから部品の加工に至るまで、これまでに培ったデータを活かしながら1品1品手づくりで製造している。電気を振動に変える振動子の配線の加工も1本ずつ人の手で行われる。日本だけでなくヨーロッパでも使われているため、各国の規格に合わせる最終調整もここで行っている。大量生産ではなくオーダーに答えるため1台ずつ手づくりをしている。半導体の検査装置に使用される配線板の溶着装置を国内で初めて作った時はお金と時間をかけて達成した。
創業は1953年、高周波による溶着を可能にする装置の開発・製造を開始した。日用品をはじめとして急激に用途が拡大した。1961年には世界初の超音波溶着機を発表した。1970年には半導体事業に挑んだ。しかし、経済危機に直面して経営危機に陥った。さらに、得意の超音波事業も海外メーカーにシェアを奪われた。当時の社長は自宅を抵当に入れてでも経営を維持した。そこから奮起して、周波数の調整などごくじの制御回路を搭載した装置などを開発しシェアを取り戻した。そして今、再び半導体分野の開拓に乗り出している。
創業は1953年、高周波による溶着を可能にする装置の開発・製造を開始した。日用品をはじめとして急激に用途が拡大した。1961年には世界初の超音波溶着機を発表した。1970年には半導体事業に挑んだ。しかし、経済危機に直面して経営危機に陥った。さらに、得意の超音波事業も海外メーカーにシェアを奪われた。当時の社長は自宅を抵当に入れてでも経営を維持した。そこから奮起して、周波数の調整などごくじの制御回路を搭載した装置などを開発しシェアを取り戻した。そして今、再び半導体分野の開拓に乗り出している。