宇都宮に出没したのはどんなクマだったのか。栃木県林業センターにはクマの体の一部が保存されている。歯の年輪を調べて9歳だと推定。野生のクマの寿命は約20年で9歳は成獣になる。体毛からは草食動物や昆虫と同じような食性だったことがわかった。さらに、筋肉片からは捕獲直前まで市街地に近づいていなかった可能性が強いことがわかった。人の生活とは関わりがなかったとみられるクマがどのように市街地に入り込んだのか。日光から緑地が繋がる中、市街地に入る前にあるのが環状線。4車線あり交通量も多く、クマがこの防波堤を越えて市街地に入ることは難しそうに思える。しかし、現場を調査すると抜け穴があることもわかった。田川を伝って市街地に入った可能性もある。さらに、茂みの近くに環状線の切れ目があり、その先は最初の目撃場所の長岡公園につながっていた。クマは八幡山公園の緑を見て市街地に入っていった可能性が見えてきた。
