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「PER」 のテレビ露出情報

スタジオゲストは伊丹敬之さんと熊谷亮丸さん。1989年の市場最高値の当時、新年の大発会で暴落が始まっても地価はその後1年間上昇を続けていてバブルが崩壊するという予感はなかったという。当時の銀行は羽振りがよく日本の銀行が世界を席巻するという高揚感があったが今振り返ると完全にバブルであったという。いまの株高の背景には中国からの資金シフト、円安、日本企業の好業績など様々な要因が指摘されている。いまの株高について伊丹さんは長期的に見れば当然の結果だと見ている。最大の原因はコロナショックの対策として行われた金融緩和で出てきた投機マネーが回ってきた結果。熊谷さんは先行きに期待、いまの株式市場はバブルではないと考えていると話した。PERの推移はバブル期に比べていまは割安になっていてアベノミクス以降の平均でみると16倍台でアメリカは20倍くらいで決してバブルではない。またバブルのときは日銀の三重野総裁が徹底的にバブルを潰したがいまは植田総裁が緩和的な金融政策を続けている。バブルではないが上昇のペースが早すぎてスピード違反のような感じがあり海外のリスクを警戒しないといけないと話した。1989年の株価を1として世界の株式市場と比較するとアメリカは14倍、ドイツは9倍、イギリスは3倍と右肩上がりを続けている。世界の企業の時価総額ランキングを見るとバブル期と比べると日本企業の存在感が低下しているのがわかる。バブルといま、日本経済・企業の変化を聞くと伊丹さんは「成長への投資を怠る。株主への過剰配当」をあげ、熊谷さんは「日本の地盤沈下。現状維持バイアス」をあげた。日本の大企業の設備投資と配当の推移をみると設備投資額は変わっていないが配当はおよそ7倍増加していて株主を気にしすぎた経営になっているという。15日に発表されたGDPが2期連続マイナスとなり個人消費も弱い。生活が上向く実感を広げるには?という質問に熊谷さんは“屋根を直すには晴れた日に限る”として今のように株が上がって皆が浮かれているときにこそ国民にとって耳の痛い構造改革をしなくてはいけない、企業経営者は人に投資と前向きな設備投資をしないといけないなどと話した。伊丹さんはバブルの最高値を更新することが自信の回復のきっかけになってくれればいい、賃金を上げること人件費を増やすこと拡大投資を大きくすることなどで“歌を忘れたカナリア”が歌を思い出すようになってほしいなどと話した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年10月23日放送 22:00 - 22:58 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト(ニュース)
東京メトロが上場。終値は1739円で公開価格の1.4倍まで上昇した。PERは19.3倍。東証プライムに企業の平均のPERは16.7倍。東京メトロは投資家の期待が相場全体より高いということを意味する。東京メトロ・山村社長は現在売上高の9割以上を閉める運輸収入より不動産や流通、広告といった事業にも力を入れていく考えを示した。東京メトロのように政府保有株の上昇した[…続きを読む]

2024年9月30日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
モーサテみんなの今どき資産形成術
R&I格付投資情報センター・岡忠志さんの解説。グロース株(成長株)運用は企業の「将来の成長」を重視、バリュー株(割安株)運用は企業の「現在の価値」に着目。過去25年間のインデックスデータでバリュー株とグロース株、国内株全体のリターンを比較すると長期でバリュー株のパフォーマンスは高い。バリュー株好調な要因は東京証券取引所の市場改革の影響が大きいと考えられる。今[…続きを読む]

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