大和証券CMアメリカ・シュナイダー恵子さんの解説。シュナイダーさんは「AI相場にとって最も重要なのが今週決算を発表する、アルファベット、マイクロソフト、アマゾンのクラウド大手3社の設備投資、データセンター投資の動向。明日29日は半導体のAMDも決算を発表するので、これらが期待通りなら半導体セクターにもプラス材料。AIの次のステージではマイクロソフトやセールスフォースが手掛けるタスクを自律的に管理できるAIエージェントに投資家の高い関心が集まる。企業が実際にAIサービスを導入するのがいつになるかという懸念について、先週23日に業務効率化ソフトのサービスナウが発表した決算が明るい材料と評価されている。サービスナウの7-9月期決算は前年比22%増収。RPOは35%増。契約更新率は98%、フリーキャッシュフローは168%増。サービスナウはAIエージェントに注力しており、成長ドライバーとしてアナリストの高評価を集めた。リスクは景気後退と成長期待からPERが高い点。業界全体としてはデータセンターへの積極投資のあおりを受けて予算が縮小される傾向が続いている。サービスナウなどがAI収益化の先行組と位置づけられ株価は堅調。企業内のシステムを1つのプラットフォームに統一して効率化を進めるという特定的、具体的なタスクとAIの親和性が高い。グーグルクラウドの幹部だったザバリ氏を28日付で社長兼COOに迎え従業員数も拡大に向かうなど各社AI収益化に向けた競争がここから本格化しそう」などと述べた。