日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を受賞した。日本時間の昨夜、ノルウェーの首都オスロでは記念のイベントが開かれ、被爆者で日本被団協・和田征子事務局次長がオンラインで参加した。今回の受賞決定について、2017年にノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)・川崎哲国際運営委員は「核兵器の禁止と廃絶のため日本でも世界でも行動しようというメッセージだろう」とコメント。1954年、米国の水爆実験に巻き込まれ、多くの漁船が被爆したビキニ事件。このときに被爆した男性も今回の受賞決定が核兵器廃絶へ向かうことに期待を寄せている。