27日に開幕したNPT再検討会議の冒頭、国連のグテーレス事務総長は核の脅威の拡大に危機感を示して「条約に再び命を吹き込む必要がある」などと訴えた。会議では、イランが副議長国の1つに選出されることに対して、アメリカが「条約を無視してきた国が責任ある地位に就くことはNPTに対する侮辱」だと強く批判し、イギリスなども反発した。これに対しイランは、「根拠がなく信憑性を欠く」と拒否したほか、アメリカとイスラエルによる核施設攻撃を「核不拡散体制の根幹への攻撃」と訴えるなど、初日から非難の応酬となった。過去2回にあたり、全会一致での最終文書を採択できず、NPT体制の形骸化が指摘されるなか、核軍縮に向け成果文書を採択できるかが焦点。
