今月16日の花咲港でのサンマの初水揚げでは、去年と比べて140倍以上の67トンが水揚げされた。初競りでは去年の約200分の1の価格になった。今月16日、根室市の鮮魚店では1匹80円。大阪市の鮮魚店ではきのう1匹213円と去年の約8分の1の価格だった。全国さんま棒受網漁業協同組合はことし、サンマ漁の解禁日を全ての船で8月10日に統一した。サンマは黒潮に乗って太平洋を北上し、夏が過ぎて水温が下がってくると北日本の沿岸に近づくように南下するため、日本の近海で取れていた。しかし近年は海水温の上昇でサンマは沖合に移動してしまうといい、船の燃料費が約2倍かかるようになっているとのこと。さらに中国・韓国・台湾などの漁船とサンマの奪い合いになっているという。