R&I格付投資情報センター・大内祥子による解説。テレビ東京系列では今週、「ウェルビーイングってなんだ?WEEK」を開催し、こころとカラダになんかいいことを取り上げている。きょうのテーマは「ウェルビーイング投資サステナビリティの新潮流を読み解く」。ウェルビーイングとは個人の権利や自己実現が保証されて身体的精神的社会的にも良好な状態にあることで、1946年に世界保健機関が定義した。2024年には武蔵野大学が世界初ウェルビーイング学部を創設するなど様々な方面で広がりを見せている。世界のウェルビーイング市場規模を紹介。2024年時点で約6.8兆ドルとなっている。政府は2021年にウェルビーイング関係省庁連絡会議を設置。こども政策や健康経営など予算規模は4兆円超となっている。2023年からは企業の人的資本開示が義務化された。国際基準ではガバナンス、戦略など4つの階層でイメージされている。企業がウェルビーイングに力を入れる理由は(1)生産性の向上、(2)人材の確保と定着、(3)サステナビリティ投資への対応。欧米企業では1人あたり年間10~15万円ほどウェルビーイングに投資しているが、日本では年間4~5万円にとどまっている。欧米ではウェルビーイングを経営戦略の中核に位置づけている。日本では福利厚生の延長と捉える傾向がある。投資家の注目ポイントは経営戦略の統合度と測定可能な成果。投資の観点では直接投資、債権投資、3つのアプローチが考えられる。
