1919年創業「横溝タンス店」は親子3代に渡り桐タンスを製作。横溝和夫さんは伝統工芸士に認定されている名工。「胴丸下三大洋」は福島県会津&山形県の桐を使用した最高級品。桐タンスの特徴は調質性に優れている、気密性が高い、耐火性がある。桐タンスは江戸時代に誕生したと言われかつては嫁入り道具の定番だった。日光東照宮をつくった職人が江戸へ戻る途中に当時桐の木がたくさんあった春日部や大宮周辺に定住したとされる。横溝さんの桐タンス作りを拝見。国産の桐を丸太で仕入れている。丸太を板状にカットし板干しをする。板干しの目的は板を乾燥させることと中のアクを出すこと。板干しは約1年間行うという。雨風に1年晒しアクを抜くと歪みにくい板に仕上がる。