批判を受け て馬が駆け上がる壁がなくなった上げ馬神事。多度大社で恒例の上げ馬神事が行われた。馬が坂を上りきると歓声が上がる。約700年の歴史をもつとされる上げ馬神事は急な坂を駆け上がった先にある高さ約2mの壁を乗り越えた回数で農作物の吉凶を占うものだった。ところが、一昨年この神事で足を骨折した馬が殺処分されるなどで動物虐待との批判が強まり、主催者は去年約2mの壁を撤去し緩やかな坂道にするなど変更をした。さらに今年はむちの使用を禁止し、砂を敷設するなど対策を強化。見物客からは時代の流れがある、子どもたちは楽しんでいるなどのコメントが上がっていた。