春光戦 2024 1stステージ8位は村上健志。お題は「桜」。よんだ句は「花曇昼夜の区別なき赤子」。夏井先生は花曇と赤子の取り合わせは良いが「昼夜の区別なき」映像として動かしてあげなきゃいけないと話し「花ぐもり夜を泣き昼をなく赤子」と添削した。
9位は森迫永依。よんだ句は「花月夜学童終わりのチャンバラ戦」。夏井先生は光景も華やかさもわかるが「学童終わり」だと時間が逆行してしまうと指摘し「チャンバラの続く団地や花月夜」と添削した。
2位は千原ジュニア。よんだ句は「刑務所を囲む桜の仄白き」。夏井先生は「刑務所」には情報量が多いや「を囲む」で塀などを書かないなど誉められる点と話し添削はないと紹介。
最下位は的場浩司。よんだ句は「我が運命夜櫻に問う生も死も」。夏井先生は意味は伝わるが全体的に観念的になっているや季語を主役にして季語を立てて季語に想いを託すなど話し「満開の夜櫻に我が生を問う」と添削した。
7位は中田喜子。よんだ句は濠の端の羽音走りて初桜」。夏井先生は韻の踏み方も良いが「の」がもったいないと指摘した。