少子化などで苦境が続く昭和の面影が残るおもちゃ屋に、今活気が戻り始めている。埼玉県桶川市の「おぢいさんの店」は昭和20年に創業し、去年80周年を迎えた。店内には昭和のおもちゃ屋さんの雰囲気が今も残っている。初代店長の田中松雄さんの時代から、地域の子どもたちに「おぢいさんの店」として親しまれてきた。昭和50年代ごろは多くの子ども達で賑わったが、少子化や大手量販店・ネット通販の台頭で町のおもちゃ屋は苦境にあるという。そんな中、“現代版のベーゴマ”とも呼ばれる「ベイブレードX」が店に明るい風をもたらしている。今人気が再燃し、店内で行われた競技会には大人も参加していた。対戦者はランチャーと呼ばれる装置でコマを発射し、「長く回す」「弾き出す」などの技で勝敗を競う。オンラインゲーム全盛の今、顔を合わせて戦う魅力が世代を超えて広がる。「おぢいさんの店」では市のホールを借りて200人ほどが集まる大会も開催し、桶川をベイブレーダーの聖地にすることが店長の夢だという。
