都内のクリニックで、体調不良を訴える女性。「梅雨型熱中症」と診断された。梅雨型熱中症とは、湿度が高いことで体に熱がたまって引き起こされる熱中症のこと。気温がそれほど高くなくてもリスクがあり、例年湿度の高い梅雨の時期に増えるという。いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長は「お腹の痛みや下痢を起こす方もいます、一番多いのは倦怠感、めまい、ふらつき」と話す。更に今年は、広い範囲で梅雨が始まる前から異例の暑さとなっている。一方で既に湿度が高い日も多く、例年にも増して梅雨型熱中症に注意が必要な状況になっている。伊藤院長は「エアコンを活用することが大事、温度よりも湿度に着目した空調の管理を考えていただくといいかなと」と述べた。東京の向こう1週間の天気予報を紹介。これまで関東甲信の梅雨入りが最も遅かったのは6月22日で、23日以降になれば記録を更新することになる。