料理研究家・榎本美沙に「梅干し」の作り方を聞く。保存袋で作ると、少量で漬けられ、カビのリスクも軽減されるという。今回作るのは「白干し梅」。保存袋1枚、ペットボトル(500ml)4本、バット2コ、つまようじ、完熟梅1キロ、粗塩130グラムを用意する。保存袋は新品を使い、食用品アルコールで消毒しておく。下処理を終えた梅と塩を交互に保存袋へいれる。塩は梅の重量の13%が榎本流。塩が全体んいなじむよう軽く揉む。塩と梅が馴染むと梅のエキスが出やすくなる。保存袋の口は、空気を抜きしっかり閉じる。重しにはペットボトルを使用する。袋を寝かせ、重しを乗せることで、梅全体に重さがかかり、まんべんなくエキスを出すことが出来る。この状態で、直射日光が当たらないところで寝かせると、2.3日で「梅酢」が出てくる。梅干し作りの成功は、「梅酢」にあり!ここでクイズ:梅酢をいっぱい出すには?青「流水で洗う」赤「冷蔵庫」緑「上下を返す」。正解:緑「上下を返す」。塩が全体に行き渡り梅酢が出やすくなる。1週間ほどで袋が梅酢で満たされる。梅の皮が破れないようにペットボトルを半分に減らし、さらに1か月、1日1回は上下に返す。1ヶ月後、キッチンペーパーで梅の水気をきり、ザルに並べ3日間干す。ポイントは1日1回梅を返すこと。仕上げに梅酢にくぐらせてグレードアップ。