高市政権は今のところ、外交の波は乗り切っている。この後、臨時国会がある。ガソリン減税、防衛費増額、議員定数削減の問題はどうなるのか。ガソリン暫定税率について、大筋合意となった。今月21日の就任会見では、ガソリン暫定税率について今国会での廃止法案の成立を期すと話していた。去年12月には自公国3党幹事長会談が行われ、ガソリン暫定税率は廃止すると合意書に明記されていたがその後協議は停滞。今年6月にはガソリン税暫定税率廃止法案を野党7党が通常国会で提出。衆院では野党の賛成多数で可決されるも、参院では与党多数のため採決されず廃案となった。7月に参院選で自公が過半数割れとなった。その後野党8党は暫定税率を廃止する時期を今年11月1日とすることで一致。その翌日には与野党6党の国対委員長が会談し、ガソリン暫定税率廃止に合意。10月に入ると自民党総裁選が行われ、参院選から3カ月の政治空白となり、議論が進まなかった。機能、与野党6党協議が行われ、年内廃止を視野に努力することを確認。財源については協議を継続するという。財源候補に浮上しているのが金融所得課税の強化。
			
