生成AIを使って無断で作られる音声や映像について、声優の有志の会がルール作りの必要性を訴える啓発動画を公開した。声優の有志の会がきのう公開した動画を紹介。生成AIで作られるそっくりの声について、声優・くじらさんは「許せんですよ。私商品なので、勝手に使われるのはいかがなものでしょう」、声優・山寺宏一さんは「商業利用というのはもってのほか、これはとんでもないこと。収益が上がらないようなものであってもSNSなどで世界に出してしまうのは問題」と訴えた。声優らが加入する日本俳優連合によると、アニメのキャラクターの声で好きな歌を歌わせるなど、生成AIを使って無断で作られた音声や映像がネット上に投稿されたり、販売されたりするケースが確認されているという。このため、山寺宏一さんや梶裕貴さんなど26人の声優で作る有志の会が、生成AIを使ったコンテンツのルール作りの必要性を訴える啓発キャンペーンを始めた。声優有志の会では、今後も定期的にSNSなどで啓発動画を公開していくという。