群馬・桐生市にあるレストランの壁には棟方志功の作品が描かれている。日本を代表する版画家の棟方志功は国内外の美術展で高い評価を得て、世界の棟方として知られている。昭和28年、当時の店主だった小池魚心さんがファンだった棟方に絵を依頼。棟方は壁に向かうと2時間ほどで描き上げたという。しかし描かれたものが店の雰囲気にあわないとして棟方に内緒で翌日に漆喰で塗りつぶしたそう。しかし平成20年に絵をこのままにしておくのはもったいないとして漆喰をはがす作業が行われ、半世紀ぶりに鮮やかな絵が復活した。桐生市に残された星空を駆ける馬と天女の絵は今も見る人に棟方の溢れるイメージを伝えている。
