与野党は衆院選にどう臨むのか、政治部・宮里拓也に聞く。自民党は石破総理のもとで党が生まれ変わった姿をアピールして、政権への信認を求めていく方針。執行部は収支報告書への不記載があった議員に厳正な姿勢を示す考えで、まもなく会議を開いて対応を決めることにしている。いまのところ6人の非公認が決まっていて、森山幹事長は党の地方組織から公認申請があっても「情勢調査を吟味する」と話しており、選挙区情勢次第では非公認となるのは10人前後になる可能性もある。ただ、「今回の報道のあとも、有権者の雰囲気はあまり変わらないような気がする」と話す議員もいて、今回の対応が党への追い風となるかは不透明。
一方、野党は与党を過半数割れに追い込むために攻勢を強める考えで、ポイントの1つが野党間の連携。立憲民主党・野田代表は不記載があった議員の選挙区で候補者を一本化する案を主張している。ただ代表就任から2週間が経ったが、必ずしも連携が進んでいるとは言いがたい状況で、同じ立憲民主党の小沢氏は「解散してからは魔法使いでもない限り候補者調整は難しい」と指摘している。野田代表は公示日ギリギリまで協議を続ける考えだが、大きな進展が得られるかは見通せない状況。
今回の衆議院選挙では、政治への信頼回復をどう図っていくか、その方策が大きな争点になる。政治改革をめぐっては政策活動費の扱いや第三者機関の制度設計など、積み残しになっている課題もあるので、各党がどう具体策を打ち出すのかが焦点となる。また、物価高を受けた実効性のある経済対策や、国際情勢が厳しくなる中での外交安全保障政策についてどのような論戦が交わされるか、注目したい。
一方、野党は与党を過半数割れに追い込むために攻勢を強める考えで、ポイントの1つが野党間の連携。立憲民主党・野田代表は不記載があった議員の選挙区で候補者を一本化する案を主張している。ただ代表就任から2週間が経ったが、必ずしも連携が進んでいるとは言いがたい状況で、同じ立憲民主党の小沢氏は「解散してからは魔法使いでもない限り候補者調整は難しい」と指摘している。野田代表は公示日ギリギリまで協議を続ける考えだが、大きな進展が得られるかは見通せない状況。
今回の衆議院選挙では、政治への信頼回復をどう図っていくか、その方策が大きな争点になる。政治改革をめぐっては政策活動費の扱いや第三者機関の制度設計など、積み残しになっている課題もあるので、各党がどう具体策を打ち出すのかが焦点となる。また、物価高を受けた実効性のある経済対策や、国際情勢が厳しくなる中での外交安全保障政策についてどのような論戦が交わされるか、注目したい。