日銀の植田総裁はきのうの衆議院財務金融委員会で引き上げを続けている物価上昇率の見通しについて「誤りがあったことは認めざるをえない」と述べた。物価高への責任を問われ「上方修正につながったような見通しの誤りがあったことは認めざるを得ません」などとコメント。日銀は3カ月に1度公表する「展望リポート」で、今年度の物価上昇率の見通しを1月に1.6%としていたものを7月と10月に上方修正して2.8%にした。現在の物価高については「家計や企業に大きな負担を強いていることは重々承知している」としながらも「これがすべて長く続くとは考えていない」と答えた。