日銀担当キャップ渡邊氏の解説。約11年にわたり大量の国債を買い続けてきた日銀はきょう、金融政策決定会合で長期国債を買い入れる額を減らしていく方針を決めた。これにより長期金利が上がりやすくなる。そうするとそれに連動する住宅ローンも引き上げられていけば新たに住宅ローンを組む人にとっては負担が増える可能性がある。日銀の決定後、円相場は円安方向に動いている。市場関係者によると、日銀が市場の見通しほどは踏み込まなかったため結論を事実上先送りしたと捉えられたのではという。一方で段階を踏んでいったほうが円安のけん制には良いかもしれないという見方が出ている。植田総裁は先ほど会見を行い、「円安は物価の上振れ要因である」と述べた他、次回の会合で「金利を上げるということも経済物価情勢次第では当然あり得る」と述べた。為替市場をけん制した印象。一方で決定後に円安が進んだことへの受け止めについては明確な返答を避けた。