投資家が集う銀座のバー。話題はやはり株価の値動き。きょうの日経平均株価の終わり値は3万8126円。きのうより975円値下がりした。午前には一時1300円以上値下がりし、取引時間中としては今年最大の下げ幅となる場面も。背景にあるのは急速に進んだ円高。きのう利上げを決めた日銀・植田総裁の発言に加え、米国FRB・パウエル議長が「9月の会合で利下げを行う可能性がある」と発言。日米の金利差が縮小して行くとの見方が拡大した。それを受けて円相場は一時148円台半ばまで進み、輸出関連株などに売り注文が広がった。ジャーナリスト・片山薫氏は「きょうは自動車株や機械株が大きく値を下げた。1ドル155円台など円安が続くと想定していた企業は業績予想が達成できないおそれも出てきている。」とコメント。