日銀はきょうまで開いた金融政策決定会合で今の政策金利を維持することを決めた。短期の市場金利を1.25%程度で推移するよう促す。前回先月の会合で利上げに踏み切ったばかりで、家計や企業への影響を見極める必要があると判断したとみられる。植田総裁はこのあと会見を開いて今回の決定の理由や今後の経済、物価の見通しなどについて説明することにしている。また、日銀は経済や物価の最新見通しを示す展望レポートを公表し、物価上昇率について物価安定目標とおおむね整合的な水準となっているとした。目標とする2%に事実上達したと判断した形で、2013年に物価安定目標を導入して以来こうした判断を示すのは初めて。今後はこの水準で定着させることができるかが焦点になる。
