自民党の二階俊博元幹事長は党内の裏金問題を巡り衆院選に出馬しないことを表明しているが、後継は二階元幹事長の三男である二階伸康氏であり町村会が先に出馬を要請したという。二階氏をめぐっては使途不明の政策活動費約50億円の使い道が不透明となっているが、自民党和歌山県連は知名度なくして票は得られないなどと話している。世襲をめぐっては、政治団体の資金は親から子に引き継がれても相続税や贈与税がかからないのが現状となっている。一方で長男の二階俊樹氏が選ばれなかった背景について、記者の須田慎一郎氏は俊樹氏が御坊市長選挙に出て大敗した過去があると紹介している。新和歌山2区では共産党公認の楠本文郎氏が出馬を表明している。