アイリスオーヤマの精米工場には、随意契約で申請した備蓄米1万トンのうち初回分の12トンが到着した。その後、水分量などの検査をしたうえで、品質に問題がなかったため、精米され、袋に詰められて、備蓄米と書かれたシールが貼られた。これらの備蓄米は、宮城県内と首都圏の3店舗で販売する予定。きょう午後1時からは、通販サイトで予約の受付を行っていたが開始20分で売り切れたという。楽天グループはきょう午後から、楽天生活応援米として、楽天市場上に特設ページを開設し、精米した備蓄米の販売を始めると発表した。一袋5キロで、税抜き1980円。来月7日から順次発送が始まる予定。これも、販売・予約ともに上限に達し、受付は終了した。在庫が追加され次第、再開していくとしている。備蓄米を随意契約した大手小売各社は、転売防止策を検討している。ドン・キホーテを展開するPPIHは、週明けにも首都圏の一部店舗で販売を始める予定だが、転売防止策として、購入はアプリ会員に限定し、購入点数の制限も行う方針。LINEヤフーもオークションサイトなどへの備蓄米の出品を禁止。メルカリもきょう、備蓄米の出品を禁止すると発表した。