今月13日、ブロードウェイミュージカル「ピーター・パン」製作発表が行われた。去年に続き、11代目ピーターパンを山崎玲奈さんが演じる。「ピーター・パン」は今年で44年目を迎える人気ミュージカル。永遠の子供ピーター・パンと子供たちのネバーランドでの冒険と、成長を描いたファンタジー。1981年の初演では、榊原郁恵さんが初代ピーターパンを演じた。日本初のフライングを取り入れた舞台が話題となった。毎年夏に上演される風物詩。山崎玲奈は、初代ピーターパン・榊原郁恵から「とにかく体力作り」など、舞台成功のアドバイスを受けた。山崎は2007年、愛媛県生まれ。幼い頃から歌とダンスが好きな子供だった。母親の勧めで歌とダンス教室に通うようになった。その後、東温市民ミュージカルで活動する中、小学5年の時にミュージカル「アニー」のオーディション受けたら落ちてしまい、もう一度オーディションを受けたいと家族に伝えたら本気で受けたいなら引っ越そうと言われ、合格前に愛媛から千葉へ移住を決意。父親、祖父母から反対を受けたが、娘の熱意を感じ取った母親は愛媛から千葉への移住を決意。11歳の時、見事アニー役に合格。高畑充希さんを目標にしていた中学2年の時、ホリプロタレントスカウトキャラバンに挑戦し、見事グランプリを獲得し応募総数1万9115人の頂点に立った。審査員を務めた名だたる演出家も絶賛。周囲の反対を押して移住し、3年目で芸能界デビューをつかんだ。山崎玲奈は念願叶い、ピーター・パン役をつかんだ。現在は、来月の開演に向けて稽古に追われる毎日。自身2度目のピーターパンを演じる今年、まずはフライング練習で感覚を呼び覚ましている。山崎玲奈が大切にしている言葉は「越えられない壁はない」。山崎玲奈の夢はブロードウェー。