事故から4日後の2月12日、榊原家から「＃KaiFigtht77」と共に魁選手を想ってサポートして頂けたら幸いとメッセージが来た。世界中のBMX選手やファンがSNSでエールを送った。一時は肺炎を起こし生命の危機に陥ったが事故から40日後、昏睡状態を脱した。その後の診断で「外傷性左大脳半球損傷」と診断。左脳に損傷があり、右半身の動きと言語機能に影響を与えていること、マヒが残る可能性が伝えられた。
ところが、時を同じくして新型コロナウイルスのパンデミックが発表され、東京オリンピックの延期も決まった。爽選手は目標を見失いどうすればいいのかわからなくなったと言った。4月1日、魁選手のリハビリが始まり、その記録をできるだけ記録するようにしていった。そのリハビリの様子を見た爽選手はショックを受けている場合じゃないと話した。