標津町で鮭の不漁と闘う稔之さんに密着。深夜3時すぎに標津漁港を出港。鮭漁は9月から11月が秋鮭シーズン到来。川で生まれた鮭は4年かけて海を巡ったあと故郷の川に戻ってくる。あらかじめ網を仕掛けておく定置網で鮭を狙う。網には電気が通っており気絶させる。水揚げしたら血を抜き鮮度をキープさせる。温暖化による海水温の上昇などで鮭が激減し、昨年の6割程度という予測もある。稔之さんの息子の渉さんも同じ船に乗る漁師仲間。鮭が不漁な中、ニシンは大漁となっている。早朝4時半に流木が網に絡まっているのを発見し、撤去した。4か所で獲れた鮭は約450匹だった。かつては1回の漁で数万匹獲れたという。早朝5時すぎに港に戻り、オスとメスを分けた。オスは1キロ700円、メスは1キロ1900円ほど。不漁が原因でイクラが高騰しているという。稔之さんの朝メシは塩焼きやイクラ、三平汁だった。