今月24日帝国データバンクは今年の恵方巻の平均価格を発表。去年より約14%値上がりし、初めて1000円台を突破。東京・世田谷区「栄寿し総本店」和栗店長を取材。去年は1000円だったが、ことしは倍の2000円に値上げするという。値上げの理由の1つとされるのは、ノリの価格高騰。ことし記録的高値のノリ。ノリ1枚当たりの平均単価は2020年度は10.48円だったが、今年度は31.01円と約3倍に高騰。不作の原因は海水温の上昇やクロダイの食害などと言われている。「ニコニコのり」は、これまで韓国からの輸入がメインだったが、今回中国産の新商品を発表した。ニコニコのり・白羽代表取締役は「世界的な争奪戦が起きているのは間違いない」と話す。一方、野菜も価格高騰も。きのう農林水産省が発表した食品価格動向調査によると、今月20日~22日の全国平均の小売価格は、キャベツが1kgあたり506円と平年の3.09倍。白菜や大根など調査対象の8品目すべてが値上がりとなった。夏の高温など天候不順が影響した不作による野菜の価格変動。神奈川「横浜南部市場」にある青果店「八百屋 みなみ」は、ゲリラセールが大好評。この日の目玉は、キャベツ198円(税抜き)だった。ほかにもほうれん草や水菜が108円だった。親会社が仲卸をしているため安くすることが可能という。岩澤店長は「2~3割安く売っている。数で勝負、薄利多売でやっている感じ。」とコメントした。ゲリラセールは朝・昼・夕の計3回で店長のくまぐれで行われる。さらに、農家でも天候による不作を防ぎ、収入を安定させる画期的な取り組みがあるという。
住所: 神奈川県横浜市金沢区鳥浜町