- 出演者
- 今村涼子 久保田直子 井澤健太朗 田原萌々 佐々木快 森山みなみ 藤田大和
垂直?”日本一恐ろしい階段”。
北海道・札幌市、外国人に人気の観光地。その札幌にいきなり観光地がある。札幌の中心部から南へ車で移動すること約40分。到着したのは一見なにもなさそうな公園。外国人たちが写真を撮っていたのはラベンダーの丘に大仏の頭がひょっこり、その名の頭大仏。大仏までの進路は神秘的だった。目の前にする頭大仏はなんとも神々しい。高さは13.5m、重さは1500t。拝観料は500円。40mのトンネルをくぐれば出会える大仏様。こちらは「真駒内滝野霊園」。東京ドーム約38個分の道内最大級の公園墓地。なぜいきなり観光地となったのか。大仏ができたのは19年前。元々は外に出ていた。その後3年がかりで丘から頭だけが出る姿に作り変えられた。こうして大仏は頭大仏と呼ばれるようになった。するとYouTubeやSNSなどで拡散され有名に。人気の秘密は見た目だけでなく、建築家・安藤忠雄の作品だからだという。「あえてすべてを見せないことで想像をかきたてる」と外からは全体像が見えないつくり。外国人は見た目以上のメッセージを受け取っていた。いきなり観光地となったことで街にも変化が起きた。今年4月からこの霊園のバス停を「真駒内滝野霊園」から「頭大仏前」に変更された。
岐阜・下呂市にある恐ろしい階段。この階段がいきなり観光地になっている。この階段、橋の上から正面で見ると垂直に見えるが、横から見てみると普通の階段。階段は半世紀以上前に造られたもの。昔から鮎漁が盛ん、階段はアユ漁師からの要望で造られた。63年前、水害対策で護岸が造られることになった。ところが川に下りられないと訴えがあり、造られたもの。いきなり観光地になったきっかけはSNSに投稿された写真。いまでは金山町観光協会が町めぐりツアーの中で階段を紹介している。
外国人が増えている荒川区・日暮里。そのタワーマンションの中に次々と外国人観光客が入っていく。お目当ては日本の駄菓子。1946年創業の駄菓子問屋 大屋商店では問屋だが300種類以上の駄菓子を一般の人でも買うことができる。アメリカ人観光客の夫はマウンテンデューを生産する会社に勤務しているとのことで「マンテンデビュー」という駄菓子を買っていった。店を切り盛りするのは84歳の大屋律子さん。義理の娘の由紀子さんがサポートしている。かつて日暮里には160軒の駄菓子問屋があったが今はタワーマンションに入った大屋商店だけとなった。外国人の増加で84歳の律子さんは元気になった。