コーヒーカスを活用する動き。横浜国立大学の川村教授はカスの中のセルロースナノファイバーと呼ばれる繊維物質を研究している。鉄に比べて重さは5分の1、強度は5倍。自動車の車体などにも応用可能な新素材として、今注目を集めている。繊維物質を取り出す実験、白くドロっとした物質に。ホロセルロースナノファイバーと呼ばれ通常よりもその幅が極めて細いことを発見。細さこそがカギになるという。油が水分とくっつきやすくなることで、化粧品の開発や乳化剤などの食品添加物に応用できる可能性がある。実用化に向け、素材メーカーとも連携していく方針。