横浜市立大学付属病院で治療を受ける男の子に寄り添い一緒にゲームを楽しむ女性が、長期入院中の子どもの精神的なサポートを行う石塚愛さん。医師や看護師と違い医療行為はしないが子どもが前向きに治療に臨めるよう支援する専門職の「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」。元々はアメリカの資格で、日本で勤務しているのはわずか51人のみ。高校生の頃テレビで初めてこの仕事の存在を知ったという石塚さんは、日本でもこの仕事を広めたいとアメリカの大学院で資格を取得した。この日石塚さんが担当したのは、白血病で治療中の5歳の男の子。鎮静剤が効いて眠るまでそばに居続ける。家に帰れば1児の母でもある石塚さんは一番のやりがいについて、子どもたちの笑顔が一番の原動力だと話した。