今夜は衝撃のアレルギーSP 第25弾！焼き肉でアレルギーを発症、お土産のタルトで呼吸困難など。ゲストも事前に血液検査を行いアレルギーを発表。

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加藤史帆重岡大毅

約5年前の夏、鹿児島県のある町。家族が庭で焼き肉を行っていた。10代の娘はそのときダニに咬まれてしまった。ダニに咬まれたのは初めてではない。飼っているネコは外にも出ることがあり、娘は以前にもマダニに咬まれたことがあった。

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マダニ鹿児島県

マダニに咬まれて2日後、この日も夕食は焼き肉。それから約5時間後、娘は就寝中に激しい腹痛が起きたが下痢や嘔吐の症状はなかった。そして、のどを締め付けられるような感覚になり意識が朦朧。首や腕には蕁麻疹が。緊急搬送され、発症から1時間たつと症状は蕁麻疹だけに。アナフィラキシーを起こしたとみられると診断され、この日は抗ヒスタミン薬が投与されて帰宅。1週間後の検査結果では牛肉と豚肉にアレルギーの陽性反応が。しかし、これまでは肉を食べてもアレルギーは起こっておらず、医師によると「牛肉と豚肉は今回は関係がないかもしれない」ということだった。即時型の食物アレルギーは通常、食べてから遅くとも2時間ほどで発症するが、今回は5時間後と発症が遅く肉が原因とは考えにくかった。とりあえず、肉を食べるはやめてアレルギーの専門医に診てもらうことに。専門の吉川医師は「ザ！世界仰天ニュース」で彼女のような事例を扱っていた回を思い出し、マダニに咬まれたことを確認。再度アレルギー検査を行い、マダニに咬まれたことが原因で肉アレルギーになったことが判明した。マダニに咬まれるとα-galという成分が体内に入り、免疫細胞が抗体を作って攻撃。一方で、α-galは牛や豚など人以外の多くの哺乳類に含まれているため、体に害のない牛肉などのα-galに対しても抗体が攻撃してしまいアレルギー症状を引き起こす。α-galは小さいためアレルギーと感知するまで時間がかかり、α-gal症候群は食べてから症状までに3時間以上かかるケースが多い。また、このアレルギーは発症しにくい血液型があるという。

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α-galα-gal症候群マダニ吉川英樹霧島市立医師会医療センター

スタジオでアレルギーについてトーク。重岡大毅はハウスダストのアレルギーを自覚しているという。加藤史帆は花粉・犬猫にアレルギーがあり、猫を飼っている友人の家にいくと呼吸が苦しくなるという。

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ノコギリガール～ひとりでトイレにいけるもん～

マダニに咬まれたことで起きたアレルギーは血液型で発症リスクが変わるという。血液型は糖鎖によって4種類に分類され、B型とAB型の糖鎖の構造はα-galに似ているためα-gal症候群を発症しにくいと考えられている。このアレルギーはダニに咬まれると激しいアレルギー症状が出る危険がある。そこで、家中のカーペットは処分し寝るときは蚊帳を吊りネコを避けた。2年間マダニに咬まれなかったことでまた牛肉を食べることができるようになったという。

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α-galα-gal症候群マダニ

別のものがきっかけで発症するアレルギーは他にもある。2014年3月、横浜市に住む宏幸さんは朝食に納豆を食べて引っ越しの手伝いを行った。するとお腹に蕁麻疹のようなものが。そして、立っていられないほど呼吸が苦しくなった。病院に行ったが意識レベルや血圧が急激に低下、アナフィラキシーを起こしていた。

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横浜市（神奈川）

スタジオでアレルギーについてトーク。ヒコロヒーは花粉や小麦のアレルギーを自覚していて、ロケでアメリカに行ったときにはパンやパスタなどばかり食べて顔がパンパンになってしまったと話した。

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アナザースカイ

朝食に納豆を食べた後、引っ越しの手伝い中にアナフィラキシーを起こした宏幸さん。応急処置をして大きな病院へ。その頃には症状は収まっていた。大きな病院で調べると納豆が原因だということが判明。趣味のサーフィンが関係している可能性もあるという。猪又医師の元に通っていた納豆アレルギー患者はサーフィンをしている人が約7割、スキューバダイバーや潜水士など海に長くつかっている人を含めると約8割だったという。

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横浜市立大学附属病院猪又直子

東京アレルギー・呼吸器疾患研究所の渡邉医師がスタジオに登場。今回もスタジオゲストの血液を事前に採取。45項目のアレルギーを同時に15分で検査できるスクリーニング検査を行い、その結果でより詳細なアレルギーを調べる。9年前に狩野英孝は仰天ニュースの検査で大量のアレルギーが判明している。

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東京アレルギー・呼吸器疾患研究所

重岡大毅のアレルギーはハウスダスト・ヤケヒョウヒダニ。ダニが入っているお好み焼き粉を食べてしまうとアナフィラキシーを起こす可能性があるという。ダニアレルギーは免疫療法もあるという。

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パンケーキシンドローム

加藤史帆のアレルギーはキウイ・ミルク・ゴマなどの食べ物、ハンノキやアスペルギルスなど。アスペルギルスはカビだという。自覚していたイヌ・ネコのアレルギーはなかったが、詳しく調べるとイヌ皮屑にアレルギーがあった。

中華料理でアナフィラキシーを起こした納豆アレルギーの男性。これで納豆アレルギー患者とサーファーの謎が解けるという。

納豆アレルギーの患者が食べた中華料理の中にサーフィンと関係のある食材があった。それはクラゲ。クラゲに刺されるとポリガンマグルタミン酸が体内に取り込まれるが、納豆のネバネバにもポリガンマグルタミン酸は含まれている。宏幸さんもポリガンマグルタミン酸でアレルギーを発症していた。宏幸さんは週3でサーフィンを行っていて何度もクラゲに刺され、抗体ができてしまっていたと考えられた。ポリガンマグルタミン酸は食品添加物や化粧品など様々なものに使われており注意が必要。抗原の似た別のものにアレルギー反応が出る交差反応はたくさん存在していて、アレルギーは思わぬことで発症することもある。

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クラゲポリガンマグルタミン酸交差反応

3年前、横浜に暮らす30歳の女性・かなこさん。買ったばかりのアイシャドウは低価格と使いやすさで人気の韓国コスメ。使い始めて2週間後、かゆみが出て使用をやめた。それから1年、もらったお土産を食べたかなこさん。しかし、食べてすぐに舌にしびれるような感覚が。激しいかゆみに発疹も出て、顔やまぶたも腫れ呼吸もしづらくなった。救急搬送され処置されると1時間で症状は落ち着いた。この時は原因は分からず、回復したかなこさんは翌日出勤。すると、何も食べていないのに目が腫れる症状が現れた。

ヒコロヒーのアレルギー検査結果を発表。スギ・ヒノキ・カモガヤといった花粉症。また、アニサキスにもアレルギーがあり、アニサキスがいた魚でアレルギーを発症することがある。牛肉にもアレルギーがあるが、自覚症状はないという。

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アニサキス国立感染症研究所

タルトを食べてアナフィラキシーを起こした女性は回復したと思ったが翌日も目が腫れてしまった。これは二相性アレルギー反応という。症状が落ち着いても48時間以内は体内にアレルギーの原因物質が残っていることがあり、再度アレルギー反応を引き起こすことがある。症状はすぐに落ち着いたものの、すぐに専門医の渡邉医師に調べてもらった。検査結果、タルトの原材料のアレルギーは陰性だった。

タルトを食べてアナフィラキシーを起こした女性。しかし、原材料にアレルギーはなかった。医師はコチニール色素が原因となった可能性を指摘。コチニール色素は自然由来の赤色の着色料で原料は昆虫。日本でも食品によく使われている。昆虫のタンパク質が含まれていてアレルギーの原因となることがあるという。コチニール色素は通常の血液検査では測定できず、プリックテストを行うと陽性反応が出た。しかし、なぜ突然アレルギー反応を起こしたのか。

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コチニールカイガラムシコチニール色素プリックテスト

コチニール色素は化粧品にも使用されている。かなこさんは韓国コスメでかゆみが出たときに経皮感作を起こしたと思われた。日本の化粧品にもコチニール色素が使用されていることがあるが、近年はアレルギー原因であるタンパク質を除去したものが推奨されていて切り替わってきている。一方、海外の化粧品ではタンパク質が除去されていないものもあり、それを使用して症状が出ることがある。

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コチニール色素

ヒコロヒーは昔から口紅をつけると皮膚が痛くなると話した。

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コチニール

笑福亭鶴瓶のアレルギー検査結果を発表。自覚のあるアニサキスは強い反応が出ているが、食べられないと思っていたサバは大丈夫そうとのこと。経口負荷試験で問題なければ食べてもよいという。