認知症行方不明者が増え続けている。警察はその対応に追われているという。全国でも行方不明の届け出が多い神奈川県は毎日県内54の警察署から行方不明の情報が寄せられる。認知症の疑いのある人が行方不明になる事案は特異行方不明事案と呼ばれるケースに含まれ、神奈川県では10年で7倍になっている。この日横浜市で80代の女性がいなくなったという情報があった。でかけた時の服装や、背丈などの特徴、顔写真を頼りに捜索を始める。一時間の捜索でみつかったという連絡があった。女性は自宅から1キロほど離れた路上にいたという。通りかかった学生が心配になって声をかけたというがこうした一般人の通報で見つかるケースも。一方で街中で見つかるも身元がわからない人も相次いでいる。誰かからない場合は県内の行方不明届けと照合する。男性は5キロ離れた隣の警察署に届け出があったことから、妻と連絡がとることができた。先月の2週間だけでも認知症や、その疑いのある人が町中で保護されたケースは391件に。認知症の行方不明者が増え続ければ今後対応しきれなくなると警察は危機感をつのらせている。