大阪・関西万博のキャラクターミャクミャクの声が響く中無言で官邸を後にした石破茂首相、対照的にきのう午後麻生太郎最高顧問は笑顔だった。自民党で唯一の自らの派閥の研修会で総裁選挙の前倒しを要求すると表明、「次の衆議院の総選挙で勝利できる体制を整えることこそが今から我々が行っていかなければならないこと」などと語った。事実上の石破おろしを表明した麻生氏と石破氏には16年前に麻生内閣時代に麻生おろしをされた因縁があり、当時農水相を務めた石破氏は閣僚を務めながら麻生おろしに動く退陣要求とも取れる発言をしていたと報じられた。フジテレビの取材では2~3日にかけ前倒しを要求するとした副大臣・政務官は18人に倍増した。注目のポスト石破の候補とされる小泉進次郎農水相は「四役が全員辞意を表明したことは非常に重いことだと思いますし党として正式に解党的出直しに取り組むという総括で位置づけたことはその通りの行動をしなければいけないだろう」とした。小泉氏は石破おろしに動くのか、これまでの発言から小泉農水相の変化が見えてきた。