小田凱人選手が金メダルに輝いた。大下さんは「敗れたヒューエット選手が車輪を拾いながら小田選手を祝福したシーンはオリンピック、パラリンピック通じてベストシーンだったくらい素晴らしいなと思って。2人がパラリンピックを変えていくんだろうなと思って、ジーンとした」と話した。選手を支えている縁の下の力持ちを紹介。それはオートバイなどの部品を手掛ける静岡県・浜松市にある「橋本エンジニアリング」。2017年から車いす事業を始め、小田選手や女子ダブルスで金メダルを獲得した田中愛美選手に競技用車いすを提供している。車いすの特徴は軽くて丈夫なこと。通常の競技用車いすの重さは15kgだが、小田選手の車いすは10kg程度。車いすテニスは初速スピードが重要なため、軽さと強度を求められた。鉄やアルミより固くて軽いマグネシウムをベースにした車いすを考案。8年間、試行錯誤を繰り返し、他の企業などの協力も経て成功した。橋本エンジニアリングの橋本裕司社長は「小田選手らの活躍で他の選手からも問い合わせが来ている。一般の人にも軽くて丈夫な車いすを届け、引きこもりがちな高齢者が外出する手助けになれば」と話している。小田凱人選手は木曜日、スタジオ生出演予定。