英国・スターマー首相は労働党の政権奪還後初めてドイツを訪れてショルツ首相と会談し、経済や防衛分野などでの2国間の条約締結を目指すことで合意した。英国が離脱したEU(ヨーロッパ連合)との関係改善の動きとみられている。通商、防衛、移民などを含む新たな条約に関して協議された。雰囲気もよくスターマー首相はEU全体特にドイツとの関係をリセットすることに再び言及した。しかし、EU離脱後の基本的な合意内容を逸脱せずにどれだけできるのかは分からない。午後にはシーメンスエネルギー社を訪問し通商関係の改善に本気で臨んでいることを示した。しかし、単一市場や関税同盟などに関しては何も変更はないことを強調した。また、EU内では英国との間で若者の自由な移動を求める声もあるが人の移動も例外ではないよう。ショルツ首相はEU離脱以来、ドイツと英国の国民が接触する機会が大きく減ったと嘆いていた。スターマー首相は、そのあとパラリンピックだけではなくマクロン大統領に会うためにパリに向かった。