土屋敏之解説委員が「例年のCOPには多くの首脳も出席するが、今年は日本は国会の日程と重なって総理大臣の出席は難しいし、米国もバイデン大統領から、化石燃料を掘りまくれと呼びかけパリ協定からの再離脱も掲げているトランプ氏に交代することになった。EUやブラジルなどもそれぞれの事情で首脳は出席しないとみられている。一方で世界の平均気温は今年も観測史上最高となる見込みで、温暖化が影響するとみられる災害も相次ぎ対策の遅れが懸念されている。最大の焦点は途上国の対策などを支援する資金。現在先進国は年間およそ1000億ドル出しているが、これを来年以降どれだけ積みますかなどをめぐり意見の対立がある。今、月国連環境計画は世界の温室効果ガス排出量が去年も過去最多で、このままだと気温は今世紀中に産業革命前から最大3.1度も上昇すると発表、世界目標ともいえる1.5度に抑えるためには、来年中に排出量の減少に転じさせる必要があるとされている」とスタジオで述べた。