アメリカ・トランプ大統領は10日、全ての国から輸入する鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課すと発表した。25%の関税は、アメリカ国内の産業の保護を目的とした措置で、アメリカが輸入する全ての鉄鋼とアルミニウム製品が対象。ホワイトハウスによると、25%の関税は来月12日に発効する。トランプ大統領は「関税の例外や免除措置は廃止する」と強調し、これまで例外措置となっていた日本も対象になるとみられる。さらにトランプ氏は、自動車や半導体、医薬品に関税措置を拡大する考えも示した。一方、EU(ヨーロッパ連合)のフォンデアライエン委員長は11日、声明で、「EUに対する不当な関税は看過できない。断固たる相応の対抗措置が発動される」と非難するなど、各国が反発している。