先月、ワシントン条約の締約国会議が開かれウナギの国際取引の規制について話し合われた。ヨーロッパウナギはすでに条約に基づく規制の対象になっていて輸出にはその国が発行する許可証が必要になっている。EUはニホンウナギなど全ての種類のウナギを国際的な取引の規制対象とするよう求めた。143カ国による採決が行われて反対100で否決された。ドミニカ共和国では来年1月からアメリカウナギを対象とする規制を開始する予定。これは民間による規制で漁協などが原産地証明書を発行することになる。輸出の際はその原産地証明が義務づけられる。これはドミニカ共和国を経由したアメリカウナギを輸入する全ての国に適用される。養殖のウナギの主な産地は日本、中国、台湾。かつて養殖に使われる稚魚はニホンウナギだった。しかしニホンウナギが減少したため中国では世界各地の稚魚も利用するようになった。ヨーロッパウナギが規制されたため現在はアメリカウナギが主流となっている。中国の養殖の7割がアメリカウナギで日本に流通するかば焼きの4割がアメリカウナギというデータもある。
