大阪・関西万博開幕まで1年を切った。しかし解決すべき問題は山積みだ。問題のひとつはパビリオン建設の遅れ。万博の華と言われる参加国が独自に建設するタイプAで大きな問題が生じている。タイプAで建設を予定している50カ国の内、着工済みが14カ国。しかし施工業者未決の国は約15カ国もある。万博協会が示した工事完了の目安は建物本体が10月中旬、内装が1月中旬。開幕初日に内装が間に合っておらず工事が続いている状況は想定内だということだが、本体は早く完成させておきたい。タイプAのパビリオン数は去年8月時点では推定60カ国だった。その中でメキシコが撤退し、ブラジルやスロベニアなどが他のタイプへ以降したとのことで先月までに約50カ国減っている。今後は40カ国まで減るのではという見通しもある。理由の大半はコストで、政府・万博協会は「タイプC」など簡素なものへの移行を働きかける方針。政府・万博協会は「タイプA」で建設予定の国の中で夏までに着工のメドが立たない場合、建設予定地の返上を要求し、跡地は芝生の広場として活用を検討している。増田ユリヤさんは「ニュースで取り上げられるのは着工の遅れの話題ばかりを聞いてる気がする。テーマを強く打ち出して、だからやりたいと思っているんだというところを言っていかないと日本国民の賛同も得られないんじゃないかな」などと話した。池上彰さんは「はっきりとした目玉が無い。そうじゃないと、どうせ大阪行くならUSJ行きゃいいやという人が居るわけでそこに勝たないといけないっては難しいと思う」などと述べた。