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「武蔵丘車両検修場」 のテレビ露出情報

埼玉県にある西武鉄道武蔵丘車両検修場では西武沿線ではおなじみの黄色い車両が並んでいるなか、その一角には譲渡された小田急8000形の姿があった。改修工事はまず銘板の取り外しからはじまる。小田急電鉄や社名の略称、OERなど小田急らしさが分かる銘板が次々と外されていった。車内も急ピッチで改修作業が進められている。車両の端、もともと4人掛けだった座席が、ゆとりを持たせようと3人掛けのクッションに変更された。蛍光灯はすでに取り外されLED照明に置き換える予定。さらに窓の上の広告を出すスペースも鉄道会社によって違うため、西武の広告のサイズにあわせるべく枠自体を広げたという。西武が車両を譲り受ける理由の1つが小田急の車両の下にある装置。消費電力をおよそ6割抑えられるが、西武の車両のおよそ3割にはまだ装備されていない。この装置のついた車両を小田急と東急からおよそ100両、調達することで環境負荷の軽減や電気代などの削減につなげるねらいがある。今、大手鉄道各社はCO2の排出抑制など環境に配慮した経営に力を入れている。そうした中で西武は新車の購入だけでなく消費電力の少ない他社の車両を買い取ることで車両の更新にかかる時間を短縮させ2030年度までに全車両を省エネ性能の高い車両に置き換えようと急いでいる。工事と並行して行われたのがデザイン案の検討だった。今回、外部のデザイナーではなく社内公募で車両のデザイン案を募集した。75件のアイデアが寄せられその中から入社3年目の鶴渕章太が考えた案が採用された。永遠や繁栄を象徴するとされる市松模様に西武の企業カラーであるグリーンやブルーを合わせた。社内公募でデザイン案を決めたのは他社から譲渡された車両に沿線の乗客だけでなく西武の社員にも愛着を持ってもらおうという願いが込められている。この車両は改修後、西武鉄道8000系に生まれ変わり、来年3月ごろには西武国分寺線を走ることになっている。
住所: 埼玉県日高市台462-23

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