- 出演者
- 寺門亜衣子 後藤茂文 江原啓一郎 片山美紀 黒田菜月
オープニング映像とオープニングの挨拶。
去年7月に閉館した中野サンプラザの跡地や周辺にはマンションやオフィスなどが入る高さ262メートルの超高層ビルと最大7000人を収容できる多目的ホールが併設される計画となっている。計画の事業費は当初およそ1810億円と見込まれていたが資材価格や人件費の高騰でこれまで繰り返し見直されことし1月時点では830億円近く増えて2639億円かかる見通しになっていた。さらに区によると今月に入って事業を施工する野村不動産から工事費の見積もりが900億円以上増えると伝えられたという。そのうえで計画の見直しが必要で予定していた今年度の着工は難しい見通しだと説明された。区は着工の遅れによって計画していた2029年度中の完成は困難になったとしたうえで現在の計画の見直しも視野に検討すると話している。一方、野村不動産はNHKの取材に対し回答できないとしている。
小田急の8000形という車両が来年から西武鉄道の路線で走ることになる。大手私鉄が他社の大手の車両を譲り受けて運行をさせるというのは非常に珍しい。そのねらいが何なのかを小田急の車両を改修する工事の現場に独占取材した。
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- 小田急8000形電車小田急電鉄西武鉄道
埼玉県にある西武鉄道武蔵丘車両検修場では西武沿線ではおなじみの黄色い車両が並んでいるなか、その一角には譲渡された小田急8000形の姿があった。改修工事はまず銘板の取り外しからはじまる。小田急電鉄や社名の略称、OERなど小田急らしさが分かる銘板が次々と外されていった。車内も急ピッチで改修作業が進められている。車両の端、もともと4人掛けだった座席が、ゆとりを持たせようと3人掛けのクッションに変更された。蛍光灯はすでに取り外されLED照明に置き換える予定。さらに窓の上の広告を出すスペースも鉄道会社によって違うため、西武の広告のサイズにあわせるべく枠自体を広げたという。西武が車両を譲り受ける理由の1つが小田急の車両の下にある装置。消費電力をおよそ6割抑えられるが、西武の車両のおよそ3割にはまだ装備されていない。この装置のついた車両を小田急と東急からおよそ100両、調達することで環境負荷の軽減や電気代などの削減につなげるねらいがある。今、大手鉄道各社はCO2の排出抑制など環境に配慮した経営に力を入れている。そうした中で西武は新車の購入だけでなく消費電力の少ない他社の車両を買い取ることで車両の更新にかかる時間を短縮させ2030年度までに全車両を省エネ性能の高い車両に置き換えようと急いでいる。工事と並行して行われたのがデザイン案の検討だった。今回、外部のデザイナーではなく社内公募で車両のデザイン案を募集した。75件のアイデアが寄せられその中から入社3年目の鶴渕章太が考えた案が採用された。永遠や繁栄を象徴するとされる市松模様に西武の企業カラーであるグリーンやブルーを合わせた。社内公募でデザイン案を決めたのは他社から譲渡された車両に沿線の乗客だけでなく西武の社員にも愛着を持ってもらおうという願いが込められている。この車両は改修後、西武鉄道8000系に生まれ変わり、来年3月ごろには西武国分寺線を走ることになっている。
他社の車両を使うという取り組みは単にコスト削減だけが目的というわけではない。新しく一から車両を作るのと比べてすでにある車体を改修していったほうが納車にかかる時間や運行させるまでの時間を短縮させるというメリットもある。さらに製造時の排出CO2を減らすというメリットもある。この取り組みは他の会社にも波及しており、JR東日本と西日本が7月「今後、設計する在来線の車両の部品について共通化を検討する」と発表。今までJRなど6社がそれぞれに車両の設計などを行ってきたが、今後の鉄道収入減少や人手不足などの課題を見越し、モーターやパンタグラフなど部品の共通化の検討が始まっている。
最新のゲームや機器が紹介される東京ゲームショウがきょうから千葉・美浜区の幕張メッセで始まった。会場には過去最多となる985の企業や団体が出展。このうち半数以上が海外のメーカーとなっている。AIによる高度な画像処理機能を搭載した新型のゲーム機や、サバイバルゲームを開発する都内のベンチャー企業のブースではキャラクターのイメージや服装を指示すると30秒に1枚のスピードでデザインの案が提示されるという。一方で現在、生成AIは回答が不十分なケースがあるほか既存の作品と似てしまう著作権の侵害を避けるためにも利用には注意が必要だと専門家は指摘する。東京ゲームショウはあさってからの2日間、一般に公開される。
関東の気象情報が伝えられた。
「ツーリズムEXPOジャパン」では台湾のブースで温泉地を巡るツアーなどさまざまな旅行商品を動画やパンフレットで紹介していた。円安などを背景に日本から海外への旅行客の数はコロナ禍からの回復が遅れているが近場のアジアは比較的人気が高いということで日本の旅行会社の担当者と商談を行う様子も見られた。このイベントは今月29日まで開かれあさってからは一般にも公開される。
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- ツーリズムEXPOジャパン東京国際展示場
NHKの連続テレビ小説、虎に翼の主人公のモデルとなった三淵嘉子さんが裁判官として働いていたころの様子を知ることができる企画展がきょうから東京・千代田区の法曹会館で開かれている。戦後の一時期にここ法曹会館で働いていたことがある三淵さんの当時の様子を伝えるパネルや執筆した初版本、裁判官や検察官など法曹関係者のみに配られていた会報など30点余りが展示されている。また三淵さんが昭和25年に米国で行った視察で家庭裁判所が関係機関と協力して社会問題の解決にあたっていたことを座談会形式で紹介しており、ドラマで使用された学生時代の友人の妻が書いた小道具のチョコレートの絵も見ることができる。この企画展は来月10日まで開かれている。
東京・足立区竹の塚は昔ながらの商店街が残る下町情緒がただよう街。この街の魅力を発信している高橋直子さんが運営している竹の塚のトピックに特化した情報サイト「たけトピ」は、暮らす人のニーズに合わせた情報発信をしている。地域の公園の遊具を徹底調査した記事や子連れで入りやすい禁煙の居酒屋情報。延べ6万人がこのサイトを訪れる月もある。高橋さんは各種SNSも活用して情報を拡散し、フォロワーとの交流も大切にしている。10年前、竹の塚に移り住んだ高橋さんは暮らしの中で気付いた街の魅力を共有したいと去年11月、情報サイトを立ち上げた。目標は毎週5本の記事の更新。小学1年生の娘が下校するまでの間が取材時間なのでまさに時間との勝負。建設中の商業施設では工事の進捗状況をチェックし、街に新しくできるお店の最新情報を伝える。特にグルメ情報は人気コンテンツということもあり、高橋さんみずから写真や動画も撮影する。なじみの取材先からは秋の新作メニューの名前を付けてほしいなどといった相談を受けることも。後日SNSにアップした動画で、「秋の進化系きのこと自家製ベーコンの和風パスタ」と命名して紹介した。情報サイトを立ち上げてまもなく1年、今挑戦しているのは竹の塚の魅力を詰め込んだカレンダー作り。フォロワーなどから思い出の場所を募集し街の風景を12枚のイラストにしている。暮らしがもっと楽しくなる情報を発信するため、きょうも高橋さんは竹の塚を駆け巡る。
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- 竹の塚(東京)
千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館で今月から始まった企画展。ドイツを拠点に活躍する作家の国内初の回顧展で多くの人が訪れている。もともとモネやルノワールといった名画をはじめ20世紀の美術品を中心に750点余りの作品を所蔵しており、34年前、民間の化学メーカーが社会貢献の一環として研究所の敷地内に開館させた。四季折々の植物が色づく緑豊かな庭園はおよそ3万坪。地元市民の憩いの場所としても親しまれている。しかし美術館を運営する企業が突如来年1月からの休館を発表した。運営コストを考慮し東京への縮小移転か運営中止を前提に検討するよう社外取締役などで作る委員会から助言を受けたという。この美術館の大ファンの林と大森は何としても地元に残したいと有志の会を作り活動を始めた。存続を求める看板も美術館の近くの土地に許可を得て設置した。地元の佐倉市役所も署名活動を始め、行政が関わる異例の活動には国内外から4万件以上の署名が集まった。休館を惜しむ声も続々と寄せられ、西田三十五市長は千葉県の熊谷知事にも協力を求めた。実業家でアートコレクターの前澤友作も著名な作品が売却される可能性に言及し作品の購入に意欲を示している。美術館などの経営に詳しい和光大学の平井宏典教授は「民間企業が運営する美術館は株主の意見を意識せざるをえない環境がある。企業が美術館を持つことの意義について株主たちに丁寧に説明する必要がある一方で美術館が誰もが日常的に訪れるような場所にならなければいけない」と指摘している。佐倉市による署名活動は今月いっぱい行われるという。
都内午後3時半現在の特殊詐欺電話の発生状況が伝えられた。ことし5月、千葉県松戸市に住む70代の男性の固定電話に警察官を名乗る男からあなたの口座のお金を調べる必要があると電話があり検察官にSNSで連絡するよう指示された。男性が自分のアカウントからメッセージを送ると検察官だという人物から返信があり「こちらで調べるのでインターネットバンキングの口座を開設してほしい」と指示された。男性はスマートフォンを操作してネットバンキングの口座を開設したが、そのとき男と通話しながら画面を共有して指示を受け手続きをしたという。男性はその後、持っている口座からネットバンキングの口座に預金を移し、さらにそこから指示された口座にお金を振り込んでしまい、合わせて5200万円余りをだまし取られた。警察によると周囲の人に気付かれずに送金や振り込みができるネットバンキングは詐欺グループが悪用しようとするケースは少なくないという。ネットバンキングは便利なサービスだが、現金の調査のためなどという名目で口座の開設を求められたらそれは詐欺かもしれない。指示には従わず家族や警察などに相談を。
埼玉県は日本における自転車発祥の地と呼ばれ、さらに1世帯当たりの自転車保有台数が全国3位と利用者がとても多く「自転車王国」となっている。そこでNHKさいたま放送局では今、自転車安全運転キャンペーンを行っている。安全な自転車の乗り方などを呼びかけている。アンバサダーを努めている女優の志田音々が出演している番組「チャリダー」を告知。埼玉県では2023年までの過去5年間で自転車に乗っている最中の事故で死亡した方の半分以上が頭部の損傷が原因だということで、自転車に乗る際はしっかりヘルメットを着用するよう呼びかけた。
全国の気象情報が伝えられた。
きょう伝えたニュースラインナップが紹介された。
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