去年7月に閉館した中野サンプラザの跡地や周辺にはマンションやオフィスなどが入る高さ262メートルの超高層ビルと最大7000人を収容できる多目的ホールが併設される計画となっている。計画の事業費は当初およそ1810億円と見込まれていたが資材価格や人件費の高騰でこれまで繰り返し見直されことし1月時点では830億円近く増えて2639億円かかる見通しになっていた。さらに区によると今月に入って事業を施工する野村不動産から工事費の見積もりが900億円以上増えると伝えられたという。そのうえで計画の見直しが必要で予定していた今年度の着工は難しい見通しだと説明された。区は着工の遅れによって計画していた2029年度中の完成は困難になったとしたうえで現在の計画の見直しも視野に検討すると話している。一方、野村不動産はNHKの取材に対し回答できないとしている。