他社の車両を使うという取り組みは単にコスト削減だけが目的というわけではない。新しく一から車両を作るのと比べてすでにある車体を改修していったほうが納車にかかる時間や運行させるまでの時間を短縮させるというメリットもある。さらに製造時の排出CO2を減らすというメリットもある。この取り組みは他の会社にも波及しており、JR東日本と西日本が7月「今後、設計する在来線の車両の部品について共通化を検討する」と発表。今までJRなど6社がそれぞれに車両の設計などを行ってきたが、今後の鉄道収入減少や人手不足などの課題を見越し、モーターやパンタグラフなど部品の共通化の検討が始まっている。