都内にある卵かけご飯専門店「吉祥寺TKG たまごのおはなし」では全国の農家からこだわりの卵を仕入れているというが、卵の値上がりに頭を悩ませていた。おととしまでは卵200個を3,000円以下で仕入れていたが、現在は約5,000円に上がっているという。卵1キロあたりの卸売価格はおととし4月に最高値を記録。去年は一度落ち着きを見せたものの、再び上昇傾向となった。そして今月は314円まで上昇し、おととしの最高値に迫っている。専門家によると、今後鳥インフルエンザが拡大した場合、卵の価格は更に上る可能性もあるという。こうした中、注目されているのが液状の「液卵」。生卵の殻を取り除いて撹拌したもので、業務用として利用されることが多いというが、最近では一般向けの商品の問い合わせが増えているという。価格は卵6個分の商品で250円。卵の相場が安い夏の時期に製造することで安定した価格で提供できるという。さらに割った生卵を工場で殺菌、そのまま冷凍するため2年間の長期保存が可能だという。ではどのように使うのか。番組では実際に液卵で卵焼きを作ってみた。解凍した液卵は溶き卵のような状態。その液卵をフライパンに流し込み、あとは通常の卵焼きと同様に焼くだけで完成する。試食したスタッフは「生卵で作るときと全然変わらない味」と話す。この液卵は一部のスーパーやオンラインで購入可能。