アメリカ議会で今回議長を解任された共和党のマッカーシー下院議員について、今年1月に選出された際にも共和党内で結束できず保守強硬派が造反し14回議長の選出失敗となり、15回目で就任した。2日に共和党から下院議長の解任動議が提出され、翌日に可決され下院で史上初の議長解任となった。マッカーシー氏は会見で「次の議長選へは立候補しない」と表明している。マッカーシー氏はアメリカ国債のデフォルトや政府機関の一部閉鎖などを避けるため民主党と協力してきた経緯がある。議会ではつなぎ予算が切れる来月17日までに新年度の予算案をまとめる必要があるため、次の議長を選出する必要がある。共和党は11日に後任議長を選出する投票を目指すとするも、党内で有力候補が絞られていないという。保守強硬派で出馬が推奨されているのはジョーダン司法委員長がおり、他にもスカリス院内総務、エマー館内幹事らの名前も浮上している。
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