高市総理大臣がこだわっている来年度予算案の年度内成立にむけて参議院での審議が大詰めを迎えている。立憲民主党・斎藤参院国対委員長は「魔法の杖でもない限り、現実的には年度内成立は難しい」「暫定予算の編成の方向性を明確にするよう申し入れした」と発言。参議院では少数与党のため野党の協力が必要。暫定予算は、つなぎとなる一時的な予算で年金、公務員給与、公共事業など必要最低限の経費を計上する。2月に総選挙が行われた1990年は年度末までに予算案が成立せず4月1日以降、予算の空白が生じた。暫定予算が成立したのは4月4日だった。立憲民主党は政府が暫定予算の編成を表明しなければ審議などに応じない可能性があると伝えている。自民党・磯崎参院国対委員長は「こういう状況であることは官邸にもしっかり伝える必要がある」と述べた。暫定予算の中身については財務省と野党で認識の違いがある。国民民主党・玉木代表は「イラン情勢の変化に応じた対策を暫定予算に盛り込むことを強く求めていきたい」とするが、財務省は当初予算に入っていないイラン情勢の対策費は法律上、暫定予算に入れることはできないとしている。玉木代表は「与野党が合意しやすいものが暫定予算の趣旨」と述べている。毎日新聞によると、与党内では奇策「予算の空白を容認」も検討されているという。与党関係者によると、「高校授業料無償化など予算関連法案を成立させることが重要と認識されている」という。共同通信によると、高市総理はきょうにも自民党幹部らと暫定予算への対応を協議する。
URL: http://mainichi.jp/
