日本産海産物の輸入を禁止している中国では輸入再開のめどが立っていない。中国外務省・毛寧報道官は「日本は周辺国と十分な協議のない状況で、一方的に海洋放出を始め、全世界にリスク転嫁している」と述べた。23日、中国外務省は、処理水放出に関する批判を改めて表明したうえで、「日本とは意思疎通を保っている」と述べた。日本と中国は6月に建設的な態度で協議を加速することで一致したが、中国側は独自の観測メカニズムの設立などを求め輸入再開の見通しは立っていない。いまだに1日2万件を超える迷惑電話が、中国・北京の日本大使館にかかっているという。日本政府は引き続き輸入再開を求める考え。