11月のアメリカ大統領選挙で再選を目指していたバイデン大統領が、SNSで選挙戦からの撤退を表明した。バイデン大統領は「再戦を目指す意向だったが、残りの任期は大統領としての職務を全うすることにのみに専念することが、我が党と国にとって最善の利益であると確信する。」と説明した。また、後継候補にハリス副大統領を指名したうえで「今こそ団結してトランプ氏を倒す時。」と訴えた。ハリス副大統領は「民主党と国家を団結させトランプ氏の打倒に全力を尽くす」と強調した。トランプ前大統領はSNSで「バイデンは大統領に立候補する資格はなく、大統領職につく資格もない。」「彼の主治医やメディアを含む周囲の人々は皆、彼が大統領になる能力がないことを知っていて実際にそうだった。」と主張している。バイデン氏がハリス副大統領を候補したあとに、民主党幹部も声明を発表した。そこではハリス副大統領の支持を名言しておらず、すんなりハリス副大統領でまとまるかは不透明とのこと。再戦を目指す現職大統領の撤退は、ジョンソン大統領以来56年ぶりの異例の事態。