11月の米国大統領選挙に向け、代議員によるオンラインでの指名投票を行っている与党・民主党では、ハリス副大統領が指名に必要な過半数の票を獲得し、党の大統領候補として指名されることが決まった。民主党は1日から代議員による投票をオンラインで行っている。党全国委員会は2日、ハリス氏がこれまでに指名に必要な過半数の票を獲得し、党の大統領候補として指名されることが決まったと明らかにした。投票は日本時間6日の午前7時まで続く。これによりハリス氏とトランプ前大統領が対決する構図が固まり、ハリス氏が当選すれば米国史上初の女性の大統領となる。今後は、ハリス氏が誰を副大統領候補に選ぶのかが焦点で、これまでのところ、激戦州の知事や上院議員など数人の名前があがっている。一方トランプ氏の陣営は、予備選挙を経ずに代議員の投票のみでハリス氏が指名されることについて、「民主党は、民主的ではない方法でハリス氏に権力を与えた」と批判した。